耐候性鋼材とは「サビで錆を防ぐ鋼材」
<特徴>
普通鋼と同様にさびるが、元素の働きにより緻密な保護性サビが形成され
内部へのサビの進行を抑制してくれます。
その「保護性サビ」が鋼材を守り、錆が内部へ浸食せず腐食を防ぎます。
※「保護性サビ」とは
酸素や水分を通しにくい緻密なサビのこと。
保護性サビに変化すると、雨水による流出や風による飛散は少なくなる。
‷腐食して朽ちることが無いのでサビの表情(色)を楽しめます‴
◆サビの表情(色)変化
大気中の酸素や水分にさらされて、乾湿を繰り返すことでサビは育ちます。
初期サビは黄色やオレンジ色と明るい色で、およそ1~2年で茶系色に変わっていきます。
その後、およそ5~10年程度で徐々に保護性サビに変化、雨水による流出も落ち着き、より濃い色へと変化していきます。
※年数は気候や温度など、環境によります
※色合いや風合いは、気候や温度など環境によります
※保護性サビに変化すると、サビの進行速度が緩やかになるので色差も小さくなります
<納入事例>
自然条件で経年変化させた外構サイン
酸化被膜(黒皮)除去後に現地搬入【京都市北消防署】
こちらの物件では、納入後ほとんどが雨だったこともあり、約1ヵ月ほどでサビが進行しました。
半年ほど経って徐々に全体へ広がり、約1年で色づきました。
※年数は気候や温度など、環境によります